エコサイクル緑化工法
概要
- エコサイクル緑化工法とは
- 建設副産物をはじめとする様々な廃棄物を、法面緑化工事用の生育基盤材の一部として有効利用し、緑化・自然回復を行うリサイクル緑化工法です。
- エコサイクル緑化工法の分類
- エコサイクル緑化工法における代表的な工法には、伐採木・抜根の不運再・堆肥化物を主体とし、これに貝殻粉砕物や解体木材の木炭などを加えた「エコサイクルソイル」による、『Wチップエコサイクル工法』や伐採木・抜根を粉砕しただけの未分解チップによる『アットリサイクル工法』、および有機質系土壌改良質材にアスファルト破砕物などを主体として加えた「ミライクルソイル」による『ミライクル緑化工法』があります。
これ以外のコンクリート破砕物、ガラスビン粉砕物、浄水場の沈泥、下水汚泥(造粒物)、石炭の焼成殻なども育成基盤の一部として使用することができます。
これらは、用途別に乾燥、堆肥化、篩分け、混合といった工程を経て有効利用します。
エコサイクル緑化工法の施工対象
- 道路・ダム・宅地・工場造成地・公園・ゴルフ場・鉄道などの1:0.5勾配より緩い切土・盛土法面
- 急傾斜地・山腹崩壊地・河川堤防・極強酸性地山(酸性硫酸塩土壌)の法面
- ダム湖湛(冠)水面(水位変動域)
- ジオテキスタイル使用の補強土工の表面、EPS(発泡スチロール)使用の軽量盛土工の表面
- 既設モルタル・コンクリート吹付面、既設コンクリート構造物の表面
- 国立公園内の道路法面 (生育基盤造成のみの無播種施工)