ロービングショット工法
概要
ロービングショット工法は、キャトルバン工法に長繊維を混入させ、ロービングソイル工法はホートク緑化工法に長繊維を混入させたものです。この工法は、耐候性や耐久性に優れた長繊維を、エアによってホース内を強制的に連続搬送し、生育基盤材中に混入させたノンラス化工法です。長繊維の混入は、生育基盤の補強と耐侵食性を向上させるとともに、省力化によるコストの縮減を可能にしました。
特徴
- 優れた汎用性
- 一般的な吹付プラントに給糸装置を追加するだけで施工が可能です。
- 優れた長繊維圧送システム
- 長繊維は、専用のホース内を搬送するため、天候などによる影響を受けにくいシステムです。
- 耐侵食性の向上
- 長繊維の混入により、吹付け直後から草本類や木本類の根張りと同様の補強効果が得られ、せん断強度の増加による生育基盤の補強と耐侵食性の向上を実現しました。
- 省力化、工期短縮、コスト縮減の実現
- 長繊維の利用は、植生ネットや菱形金網の代用として、作業の省力化、工期短縮、コスト縮減を図ることができます。
- 長繊維は、強制的にエア圧送するため160m以上搬送可能であり、長大法面にも十分対応可能です。
<長繊維混入生育基盤一面せん断試験結果>